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AI(人工知能)時代の人間に必要な力は? “読解力を育むには母国語獲得の幼児期が重要です”

 
 4月16日深夜に放送のTBSテレビ『池上彰と女子会』で本園の母国語教育の様子が紹介された。収録は3月半ば4月には放送と聞いていたが、手違いで私も見落とし各位にも連絡が出来ずにいたが、先日映像が届いたので早速見てみた。編集は製作者任せで実際の放送では当初の取材意図から外れることも多いのだが、今回は深夜枠の真面目さ?が幸いしてか、扱われ方は誤解が少ない印象で大変よかった。幼少期の教育体験で「英語は無理して勉強する必要はなく、それよりも大切なものは母国語です」と、本園の映像が流れるなか池上さんが母国語・日本語・国語教育(読解力そのものに通ずるもの)の重要性を説き、更に、「日本語をちゃんと話せないで物事を考えることが出来るのですか」の問いかけから、「国語力、どうしたら伸びる? 徹底した国語教育、驚きの教育法、幼稚園とは思えないハイレベルな内容」等々と文言が続いた。しかしながら①「何故、幼児期に?」。②「何故、大人でも難しい内容を?」。③「何故、漢字仮名交じりなの?」。いずれも解説はなく、子供達の「国語、大好き!の発声と笑顔」で本園の紹介を締めていた。当方にとってはこの3点の解説が重要なのだが、①は「幼児期は母国語獲得の最適時で臨界期である」。②は「言葉の内容の難易如何で言葉を獲得していく幼児はいない。『三つ子の魂百まで』の言葉の通り、いい日本語を耳にして、目にして、口にして、やり取りすることが大切である」。③は「論より証拠、漢字は仮名より早く覚える。やってみれば子供が証明してくれる」。園での様子は30数年前から、しかも園児400人以上が在籍のマンモス園でのことでもある。よって、決して稀なことではなく、寧ろ、幼児期の成長を示す真理でもあると説明した経緯から、実際の収録時の「子供の様子から伝わるはず、解ったはず」との編集であったと理解した。
 本園の国語教育の実践は故・石井勲先生との出会いから始まる。先生はご自身の公立小学校での実践から、「国語力・読解力は全ての教科の基礎となる」との信念と併せて、母国語獲得の幼児期での漢字利用の有効性、国語力・読解力の育成、併せて感性の芽生えの重要性を説かれた。私も本園での実践を通じてその成果の一端を知る所となり子供の成長を喜ぶのだが、先日新たに読解力の重要性に触れる記事を見つけ感心したものがある。5月12日発行『週刊東洋経済』「AI(人工知能)時代に勝つ子、負ける子」がそれである。知っている言葉をたどって文章を拾い読みしたり、知識詰め込み型の勉強で受験を乗り切ったりしているようでは、子供達の読解力はAIと大差なく、このまま20世紀型の教育を続けていては「AIの時代では大量の失業者を生む」ことになる。その解決策のキーワードが「読解力」というのである。「記憶も計算もAIが担う時代、知識の習得だけに労力を割いてはいけない。『何故?』と問いながら、筋道を立てて説明する力が基礎学力となる」といわれ、これからの時代を生き抜く子供達が習得すべきは、人間にしかない3つの能力(①読解力②倫理力③数学力)であるという。その①②は文章の意味や相手の意見を理解し自分の意思を相手に伝える力であり、③の数学力は問題を設定し試行錯誤しながら分析的に解く力である。3点の基礎はやはり国語力となり、ベースのベースになるのが読解力というのである。先ず日本語が正しく読めるようにする。それから子供達に好きなことをやらせればいいであるが、読む力が不足しているのに、アクティブラーニングとか英語の4技能とか、本末転倒との現場が多く見られるというのである。文章や言葉の定義がきちんと理解できないと、新しい語彙を正確に獲得できないので、どんなに積み上げようとしても、積み上がっていかない。そうして大人になった人がする読書は決まっていて、同じような自己啓発本を何冊も読むという。そんなことを重ねても生活は変わらないというのである。私にも思い当たる所があり耳が痛い思いでもあるが、指摘は間違いないと言えるのである。
 では、如何にして我が子にしっかりした国語力・読解力を付けてあげられるかといえば、それはやはり幼児期での母国語獲得の真理から、「幼児期からの漢字教育が一番効果的」と断言出来る。前述のテレビ記述の解説①②③は真理であり基本であって、五感を通して毎日の生活体験での刺激が脳に刻まれることから、よあり質の良い刺激の継続性と楽しさが感じられる体験が大切なのである。反対に、読解力の低い子の特徴が表れないような配慮も必要である。総じて、紙媒体や活字、演習への耐性・我慢できる力が乏しくならないように、幼児期から親・大人の上手な配慮でそれらの耐性が付くような仕組みが必要とのこと。よって、絵本や図鑑、ドリル等の紙媒体がいつも身近にある環境は大切で、活字を目にすることが日常的なことは自然に耐性が宿る所になるようだ。ともかく、ご家庭でも日常の日本語が達者になるような環境設定にご配慮頂きたいと願う所である。それがAI時代に活躍できるお子さんの未来を拓くことになると確信している。
 
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