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“子供のしつけは『つ』の間に” “先人の子育ての智慧と脳科学の成果とが一致して驚きです”
 
 先月21日産経紙面読者欄「談話室」の72歳主婦の記事に目が留まったので紹介する。以下‥私の母は、ことわざや昔の言い習わしを使い、子育てをしていました。小学2年生のとき、旅の汽車の中で、アメを食べていた私を見ている小さな子がいました。私はその子にアメを1つあげました。すると今度は帰りの車中、前に座っていた人からミカンをもらいました。これは母が言った「まかぬ種は生えぬ」かなと感じました。また、母は「子供のしつけ」は『つ』のつく間」にを、よく口にしていました。『つ』の間とはひとつ(1歳)から、ここのつ(9歳)までのこと。私は自分が10歳になる誕生日を前に、これからは母に言われなくても、きちんと身の回りのことをしようと真剣に思ったものでした。ほかにも「立つ鳥跡を濁さず」「ちりも積もれば山となる」「人のふり見て我がふり直せ」。こんな言葉を教えてくれた母は、51歳という太く短い人生を終えました」‥以上。前述の主婦の諺の覚え等は、どなたでも大なり小なりそんな経験や感覚はありますね。
 私は、子育ては「子供の言葉育て」にその基本があると考えるので、赤ちゃんの時から「良い言葉・日本語を沢山掛けてあげましょう」。意味を理解して赤ちゃんは言葉を獲得していません。それ故、言葉の意味が難しいとか易しいとか心配するより、「優しく笑顔で良いお話を沢山してあげましょう」を勧めている。ことわざ・諺も36年前より園での言葉遊びとして利用しているので、前述の主婦の経験のように、幼児期の言い聞かせの如く繰り返しのインプットが後のアウトプットに自然につながるのだと理解する所なのである。
 ひとつ、ふたつ、みっつと数えていくと、9までは「つ」が付くが、10は「とお」となり、それからは「つ」が付かない。この「つ」が付く間、すなわち1から9歳の間に適した教育法がある。これは教育や子育てにで、“具体的方策による日々の実践”を重んじた森信三先生によるもので、先生は戦前、戦後を通じて、日本の教育界に大きな影響を与えた哲学者でもある。具体的方策としては『しつけ三原則』として提唱された。『三原則』とは、①「『はい』と返事する」「挨拶する」「履物を揃える」の三つで、これを子供が「つ」の付く歳までにしつけ・躾なさいというのである。ひとつ、ふたつ…から、やっつ、ここのつの9歳までに、これだけをしっかり教えれば、他の躾は自然に出来るようになると言う。親に何か言われたら「はい」と素直に返事させ、朝起きたら、必ず「お早うございます」。近所の人に会ったら「こんにちは」と挨拶させる。家に入る時は、「履物をきちんと揃えて」から上がるように教える。至って簡単で当たり前のことであるのだが、この「当たり前」が難しいのが今の世の中である。実際に歳を過ぎた十代や二十代の若者にその躾がきちんと身に付いているか者がどれほどいるか。幼児の頃は親がそばについて教えてやると、子供は真似て喜んでやる。出来て褒めてあげれば、次もちゃんとやろうと繰り返して習慣となって行く。反対に小さいうちに野放しにし、勝手放題にさせていて、大きくなってから行儀の悪いのを直そうなど思っても、なかなか難しい。では、何故そのようになるのか。これは幼少期の脳の前頭連合野の成長と重なるのである。脳は五感を通して刺激を受け、先ず、感覚脳・右脳が成長し、5歳後半から思考脳・左脳が発達することがわかっている。「三つ子の魂百まで」も先人の言葉である。幼児期の言葉や習慣等での情感が「人となりの基礎」となるのだが、右脳の成長期では善悪美醜でさえ真の理解は伴わないようだ。小さいうちは言って聞かせても、子供には伝わらない・わからないが脳の発達での答えである。では、どう伝えるか。幼児は全て真似をして出来るようになる。よって、インプットで大事なことは大人の良き行いである。そこに適切な言葉と誉めが重なると喜んで良きアウトプットとなる。幼少期に良い言葉を掛けられて、その気になり、「自分は出来るのだ」というプラスの気持ちで努力を楽しみ、やがて本当にできるようになって行く。10歳で脳は大人レベルに成長することは解明され善悪美醜も判断基準も大人同様とのこと。良き躾の適時期は幼少期が真理です。
 
2018年4月号
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