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幼少期の子供が素直で、かつ、感性豊かな子に育つための環境や条件を総括してみました

 

 相変わらずコロナ禍の昨今だが、先日、東京いずみ幼稚園では恒例の祖父母参観を三年ぶりに実施した。孫は『目の中に入れても痛くない』の慣用句もあるが祖父母にとって孫は特別な存在であろう。私も孫二人を授かり、『孫を見ているときの表情が特別』と冷やかされることもある。参観を通して多少なり孫との関係が子育てに上手く活かされ、良き子育ちにつながれば幸いである。参観は密の解消を図るため、例年の学年毎3日間での分散に加えて、いずれも2クラスずつの前後半に分け、更に、参観の会場を広くとるため通常の教室とは異なる教室での参観であった。一月前に各位に来園の意向を確認したが、当日は各学年返答とほぼ同数の160名前後の祖父母がそれぞれ来園された。祖父母各位の表情も総じて柔和で優しそう。園児からも緊張気味の中にも笑顔が沢山返ってきて微笑ましく感じられた。園児はいつも以上の張り切り具合で、子供は日々「内」・両親の下日々の家庭生活で育つが、より良い刺激に溢れた「外」・幼稚園での集団体験での効能で、より良く賢く育つことが各位にも伝わった思いで内心安堵した。
 さて、私も今年古希を迎えた。学生時代の学習塾運営と本園創設からの47年を加えると教育業は51年経過する。足立区のこの場所から子供をしっかり育てるという視点で実践してきた。一歩でも前進を念頭に改良改善を重ねて幼児教育・子育てに邁進してきたが率直な感想である。そしてようやく近年在園の園児の成長や卒業生からの嬉しい便り等、目にして耳にして、私なりに真理めいたものが見えてきたと自負するのである。この感想感覚は僭越にも参観直後に祖父母各位にも申し上げた。今般はこれをいい機会と考え『幼少期の子が素直で、かつ、感性豊かな子に育つための環境や条件』として総括し概略を記しておきたい。
 先ず①「子育てとは何でしょうか」を理解する。お尋ねするといろいろな声が上がるが、つきつめると、子供の脳が育つ「子の脳育て」と断言する。「心」も脳が支配する。これは近年の脳科学の成果で万人共通認識の常識となった。よって、②良き子育てには、良き刺激が脳にインプットされる日々の環境があることが不可欠である。③次に、幼児期の脳は「五感」からの刺激に反応して育っていく。聴覚(言葉・母国語や音楽、自然な音等)、視覚(自然の風景や絵画等)、臭覚、触覚、味覚が五感であるが、五感を通して刺激がインプットされるが、受ける幼児の意識の濃淡に関わらず、質の良い刺激は良き脳の成長を担保する。④五感からの刺激は主に感覚脳を育てる。幼児期は先に感覚脳が発達し、5歳前後から知育脳が発達する。⑤五感のなかでも聴覚は胎児期からの母国語獲得の通り、幼児期が最も発達し、自然と耳が傾く様子は心の素直さにダイレクトに影響する。よって、幼児期での言葉や音感の良き体験・刺激は脳育てに最も適した生活体験と理解する。⑥幼児期の特性で幼児は真似が得意である。加えて、何度も繰り返しすることも得意である。この特性を活かした周囲の関わりで、楽しい雰囲気(笑顔で喜んだり褒めたりの刺激)が質にも多大に影響する。⑦繰り返しで脳に刻まれた刺激は、逓減はするが消滅しないと判明されている。このことから「三つ子の魂百まで」は万国共通の古い言葉だが、先人の英知と脳科学の成果とが重なった真理であると言える。⑧魂は心である。心・心情の育みには、特に言葉と音楽が影響を与える。良き魂が晩年まで宿ることを期待すれば、幼児期から質の良い日本語や音楽を耳にして、口にして、目にする日々のインプットが重要なのである。⑨感覚脳には絵画等に沢山触れることも意味があるので押さえたい。⑩運動は身体も心も育てる。運動の継続で技能向上と心身の著しい成長が期待できる。複雑な連続の技能体験は頭の働きを良くする。⑪運動は身体や感覚機能ばかりか、持続性や忍耐力、集中力との心の育成にもダイレクトにつながる。⑫感覚脳の良き成長は、後からの知育脳の成長にも良き影響があることが脳科学で判明されている。この点が本学園の体験では重要である。⑬頭の良い子は早教育での詰込みと考える大人が多いが、幼児期が最適時の感覚脳への刺激が、知育脳への繋がりで脳全体の発達にも影響し、一見回り道とも思えるようなこの体験に意味があるのだ。⑭脳育ちは身体に比べて想像以上に速い。6歳で7割前後、10歳で10割出来上がる。よって、脳科学の知見がなかった時代の先入観で無意識に育てると取り返しつかない現実が多々あることも認識する。よって、⑮スマホやタブレット等の利用状況が幼児に野放しになっていく怖さを、脳の発達から想像してみて欲しい。最後に、表題の「素直で、感性豊かな子の子育て環境や条件」で一番は、⑯「幼児期は周りの大人がニコニコし、互いの批判を口にしない仲良しの関係を作っていく・演じること」にある。幼児の前では絶対条件である。以上の環境で10歳前後には大人並みに脳は成長し善悪美醜の判断基準も宿り成長とともに真の個性が芽生え、しっかり自立自発の芽が出ると確信する。要は実践あるのみ。インプットに嘘はないと断言する。

 
 
 
2022年10月号
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