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スマホ依存から抜け出すには“焚火や囲炉裏の炎が有効”米のその危険性に対する警鐘の実態とは!

 

 5月3日付け産経紙面に興味深い記事があった。米ワシントン駐在客員特派員の古森義久氏のレポートである。以下…『ワシントンと東京の地下鉄では乗客のスマートフォン使用の度合いが明らかに違う、東京では座っているほぼ全員がスマホをしっかり握り、操作に没入している。ワシントンの比率は約半数といえそうだ。だがそんな米国でもスマホが人間の精神や知性に及ぼす悪影響が広範に語られるようになった。スマホ先進国の日本でも当然、起きるべき議論だと思う。今その話題を広げたのは3月末に出版された「不安な世代」と題する本だった。副題は「子供時代の大規模な再配線がいかに精神障害の伝染を引き起こしているか」とされていた。「再配線」とは人間の交信経路がスマホにより根本から変わったことを意味するのだという。著者はニューヨーク大学ジョナサン・ハイト教授である。同書の趣旨はスマホの普及で人間本来の肉体や知的な活動、家族や友人との接触、自然の鑑賞などが失せ、特に10代の少年少女の正常な成長を妨げている-と警告だった。教授は背景として次の諸点を報告している。◆2016年以降の調査では米国の10代の男女の79%、8歳~12歳までの子供の28%がスマホ類を持つという結果で、10代の男女は1日に平均7時間をスマホ使用に費やすという。◆2010~2024の間に米国をはじめとする西側諸国では10代の鬱病症状が男性で165%、女性で143%増加した。この増加はスマホ類への没入により内向性が過剰となり、さらに頭脳の成長が阻害されたためとみられる。◆性に関する知識や体験も肉体的に適切でない10代の早い時期から男女ともにスマホで早められ、社会の規範に反する行動につながる例が多い。教授はその是正策として、高校生未満のスマホ全面禁止や、高校でも教育時間内のスマホの所持禁止、16歳以下のソーシャルメディアの禁止などを提案していた。人間の頭脳が外部との自然な接触で順調に発展する段階でのスマホの仮想世界への没入を禁じ、現実世界での成長を期待する、というわけだ。この書は発売直後から全米ベストセラー1位となり、米主要メディアはその内容や売れ行きを詳しく報じた。ウォルストリート・ジャーナルの看板コラムニストのペギー・ヌーナン記者も「私たちは子供をスマホから救えるか」との長文記事で同書の内容を紹介した…』。
 小生の感想は「米は凄いね、日本は大丈夫かな」である。この種の警鐘は米国より日本で真剣に鳴らされるべきと考える。なぜなら日本の一般でのスマホ依存は極端といえるほどである。いつでもどこでもスマホ使用を目にする。乗り物の中でも駅でも街路でもスマホを握っている。カフェやレストランでも親子が全く言葉を交わさずにスマホに没入している。幼少の子育てに従事するので小生も成長期での危険性は13年も前から園便り等でも発信するが、あまりの日常化の光景に、特にコロナ禍後は小生でも冷たい視線を感じることもあり、それを口にすることは少なくなった。現在の日本では公民共に危険性の発信もその防止にはほどほどにも及ばないことばかり。妊婦や胎児でもある面では健全な成長の阻害状態にさらされているといえる現実もある。小生の保育園でも設立当初は子供の成長での心配が、明らかに家庭でのスマホ使用にあったという事例もあった。タブレット端末の使用に積極的な小学校就学後では取り返しのきかない危険性を感じるというのは心配し過ぎなのだろうか。
 「スマホ依存から抜け出す早道」としてブイネット教育相談事務所主宰の松永暢史氏の興味深い話を紹介する。以下…『もう20年も前の話ですが、千葉県の農園で仲間と焚き火をやっていたところ、そこに若い男がよろめきながらやってきた。髭ぼうぼうで顔色も悪く髪もぼさぼさでサンダル履き。「火に当たらせて下さい」と言うので「どうぞどうぞ」と迎い入れました。しばらくすると何か「ウォー」と体をネジくらせて唸り声を上げていましたが、みるみる顔色が良くなっていくのです。聞いてみたら、男性はコンピュータエンジニアで、ホームページ制作にこの2週間、毎日18時間、画面と向き合ってきたと言います。半ば鬱状態なり外に出たところ、焚き火の煙が見えたので引かれるようにやってきた。元気を取り戻した男性はこう言いました。「焚き火の炎にはコンピュータをやった時に出る電磁波を相殺してくれる働きがあると思う」。この一言にピンときた私は直ぐに農家に話をつけて子供達を集めて「焚き火学習」を始めました。その効果はてきめんで、ゲーム依存の子供達の表情がたちまち明るくなり「最高です!」と口々に言いました。ゲームに浸るのとは真逆のアタマの状態を知った子供達はゲームに距離を置くことを覚え始めます…以上』。これにヒントを得た囲炉裏教育も定着という。大切なことは子供達に五感を通して自然の息吹を体験させること。都会生活の子供には豊かな自然環境に身を浸し、体を動かすことがスマホ依存から抜け出す一番の早道と言える。就学前は使わせない。就学後はきっちり制限し、また脳が電磁波から解放される環境を用意することが必須と言える。

 
 
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