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“不屈の精神の持ち主、池江璃花子を育てた母親の情熱。子育ては親を覚醒させ、自分をつくる”

 

 今月上旬に水泳日本選手権が行われ、日本中が注目する池江璃花子選手が出場し8日間で11レースのハードな日程を乗り越え見事4冠を達成した。この2年の経緯から、この結果には誰もが驚愕し感動したことだろう。選手は16年リオのオリンピックに16歳で出場し、18年アジア大会では6つの金メダルと最優秀選手の栄誉を獲得し「東京オリンピックの顔」と見られていた。ところが、19年2月に白血病から長期療養となった。病の克服だけでも難儀な最中、昨年3月からの練習再開での快挙である。池江さんの活躍は18年9月学園便りで触れたこともあって驚愕した。先の学園便りは主に池江さんの母親の子育てに惹かれて取り上げたが、今般各位には是非読んで頂きたいので再度取り上げた。私が当時記事に取り上げたきっかけは、彼女の才能の原点を紹介した当時の産経紙面の掲載記事であった。
 以下…「その原点は幼少期の母の教えにあった。母・美由紀さんは26歳のとき、産経新聞で当時、掲載されていた「赤ちゃんはみんな天才」と題するコラムに出会い、幼児教育について興味を持った。「鳶が鷹を生むみたいに、私がしっかりやれば、子供は幸福に生きていける」。子供の才能を最大限に引き出すため、コラムで取り上げられた講座に参加し、脳を鍛え、心を育む教えについて勉強した。長女を生み講師の資格を取得した後に長男を生んだ。2000年に3番目の璃花子は、「一番負担が少ないように」と自宅に助産師を呼び、風呂場で水中出産した。いとおしい少しの間、水の中を漂い抱き上げると元気によく泣いたという。まさに“水の申し子”だった。池江が生後間もなく連れていかれたのは、母親が主宰する幼児教室だ。そこには雲梯があった。「握る」という動作が手の神経を刺激し、脳の発達を促すと記述していた本をきっかけに設置されたものだ。生後半年で、頭上に掲げられた膝立ちの母の指にぶら下がった娘は2歳になると、この雲梯で遊べるようになったという。3歳で水泳を始め、日々の出来事やひらめいたことを言葉や絵にして次々と発表するようになる。人前に立つことに慣れ、注目されることが大好きな少女になっていった。5歳で全泳法をマスター。この頃から日課としているのが、現在まで続くというイメージトレーニングだ。ベッドで目を閉じ、各選手がスタート前に集められる会場の招集所へ。そして気持ちを高めてスタート台に立ち、水中で思い切り水をかき、記録を確認。さらに勝利インタビュー。フォームが乱れたり、順位が落ちたりすると、最初からやり直すという徹底ぶりだ。幼少期から何度も何度も、最高の自分をイメージしてきた。「心に描き続けた願望はきっと実現する」。これが母の教えだった。だからだろう。大きな期待を集め試合会場に取材陣が殺到しても、「プレッシャーというものを感じない」むしろ「自らに注がれる多くの人も目を力に変えられる。それが自分の良いところ」と胸を張る。…以上。
 産経は私も長く購読しているので昔の記事の印象が多々ある。母親の美由紀さんが読んだコラムをはじめに、20~30年前は子育てでも教育でも参考になるような記事がよく目に留まった。私も仕事と子育ての時期が重なっていたので記事から触発された。美由紀さんの記事での私の感想は「母親になるって、凄い」である。母親は子を授かった幸運に感謝し、子供の成長に夢を抱いたのである。「蛙の子は蛙」「この親にしてこの子あり」が親子のつながりの現実であるが、「鳶が鷹を生む」の思いは子を授かったばかりの親であれば共通の願望であろう。その実現の意味と方法を新聞のコラムから触発され、自ら学びその方法を獲得し我が子に実践したのである。正に「子育てが母親を覚醒させた」。その情熱たるや見事である。知る限りの情報では、美由紀さんは幼児教室の講師であるが、スポーツ選手ではない。様々な体験の中で水泳にピーンときたのを母親が後押しして今日の璃花子さんになっている。人生の成功をどう考えるかは人の考え如何にもよるものだが、子供自身が高い能力と自信とを身に付くよう後押し、将来の選択肢が広がるように育てた母親は凄いと感心するのである。昔の記事で目に留まった東工大大学院の生物学の本川達夫教授の「母親学」のコラムを紹介する。以下…「『子育ては自分をつくること』という。子供をつくることは、私を作り直すこと、そうしてずっと続く、いわば永遠の命を得るための手続きなのです。私という個体は滅びます。でも子供という形で私は生き延びます。さらに孫、曾孫と、私は生き続けていくのです。子供は私なのです。だからこそ、大変でも子供を産み、慈しみ、育て上げるのです」…以上。子育ては自分づくりです。今がその最中です。

 
 
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